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上向流式傾斜装置

オルパック

沈降面積の増加、整流作用、2次凝集効果により効率的にフロックの沈降を促進

  • 上下水道施設

横流式沈殿池または高速凝集沈殿池におけるフロック沈降効果の促進、フロックのキャリーオーバー抑制に。

オルパック設置例

特長

●沈降面積の増加

オルパックの沈降面積は設置面積1m2あたり、N型で4.8m2/m2、T60型で6.0m2/m2、T80型で6.8m2/m2となり、オルパックを設置する事で沈殿池をより小さく設計する事が可能です。

●整流作用

オルパックは水路内流の流れを層流とし、乱れの無い流れでフロックを沈降し易くします。オルパックの断面形状は六角形となっており、その整流効果は極めて高いものです。

●2次凝集効果

オルパックは水路内を原水が上向流に流れます。沈降するフロックと上昇するフロックが緩やかに接触撹拌されて成長し、更なる沈降を促進する事を2次凝集効果と言います。
この事により上向式のオルパックは表面積負荷率を水平流式に比べ約1.5倍大きくする事が出来、省スペース化を図る事が可能です。

●耐震性の向上

オルパックの設置方法は沈殿池内に設けられた棚の上にブロック化されたオルパックを置くだけという大変シンプルなものです。
桁に吊り下げたり、引っ掛けたりではなく、下から支持する形状であり、かつ棚と棚の間隔は700mm以下で設計しておりますので、地震等により棚から落下する事は無く、極めて高い耐震性能を有しています。

●メンテナンス性

オルパックは最大300kgの荷重テストに耐え得る強度を持っており、メンテナンス時に人がその上部に乗る事も可能です。
この事により清掃作業等、メンテナンス効率が著しく向上します。

オルパックN型 外観

オルパックT型 外観

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