水資源の保全・有効活用、生物多様性の保全水資源の保全・有効活用、生物多様性の保全
基本的な考え方
水は生命の源です。地球上を循環し、さまざまな動植物を育んでいます。その水を守ることは、生命を守ることにつながります。そして、当社には「水を守る」技術があります。 当社はグループ内で使用する水を管理するとともに、水を守る技術をお客様に提供することで、水資源の持続可能な利用を促進し、生物多様性の保全に貢献しています。
自社が使用する水の管理
昨今、水資源の利用と保全はグローバルなサステナビリティ課題として注目度が増しており、当社は、水資源の枯渇、河川のはん濫、水質汚染などが企業活動に及ぼす影響をリスクとして捉えています。 当社は事業所周辺の水資源の持続可能な利用に向け、取水の有効活用・排水水質の維持・向上による水資源の保全に取り組んでいます。 また、限りある水資源を大切にするため、使用した水を回収・再利用する取り組みを進めています。具体的には、つくば工場と開発センターに水回収設備を導入するとともに、水の回収再利用率の目標を定め(つくば工場:50%、開発センター:20%)、水使用量の削減に取り組んでいます。 今後も水リスクを注視しながら、事業活動を通じた環境保全への貢献に努めていきます。
取水量・排水量
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 取水量(㎥) | 624,755 | 618,948 | 801,744 | 750,064 | 723,537 |
| 排水量(㎥) | 538,819 | 587,049 | 790,922 | 737,481 | 712,770 |
※算定対象:2023年度よりオルガノ、国内グループ会社 2022年度までは、オルガノ本社、開発センター、 つくば工場、いわき工場、 オルガノフードテック株式会社本社工場
※水の収支については、蒸発、散水などおよび製品による持ち出し、持ち込みは含んでいません。
※算定対象:2023年度よりオルガノ、国内グループ会社 2022年度までは、オルガノ本社、開発センター、 つくば工場、いわき工場、 オルガノフードテック株式会社本社工場
※水の収支については、蒸発、散水などおよび製品による持ち出し、持ち込みは含んでいません。
CDP水セキュリティ Aリスト
オルガノグループは2025年のCDP水セキュリティにおいてAリストに選出されました。 「CDP水セキュリティ」とは、環境非営利団体CDPが主催する、企業の水リスクに関する国際的な情報公開プログラムです。CDPは企業に対し、水資源の使用状況や、水不足および汚染などの水関連リスク、その管理体制などについて質問書を通じた情報開示を要請し、その回答を分析して企業の取り組みをA~D-(マイナス)の8段階で評価します。その最高位であるAリストに入るということは、CDPの評価で上位4%の企業に選ばれたことを意味します。 当社グループは2024年よりCDP水セキュリティへの回答を開始し、2025年に栄えあるAリストに選出されました。この名誉に甘んじることなく、今後も自社の水使用量の削減と水リスクの管理に努めると共に、ステークホルダーの皆様と協力して水環境保全に貢献してまいります。
オルガノグループCDP水セキュリティスコア
| 回答年 | 評価 |
|---|---|
| 2024 | B |
| 2025 | A |
| 回答年 | 評価 |
|---|---|
| 2024 | B |
| 2025 | A |

お客様に提供する水処理技術——生物多様性の保全
地球温暖化の加速と共に水不足が深刻化するいま、企業は自社の水リスクを管理し、生物多様性に配慮した事業活動を行うことを求められています。 当社は総合水処理エンジニアリング企業として、幅広い産業のお客様に水処理製品・サービスを提供しています。当社の浄水・水回収の技術はさまざまな産業に欠かせないものであり、製品・サービスの提供を通じて、お客様の事業所周辺の水環境への負荷の低減や生物多様性の保全に貢献しています。 当社グループは「水資源問題への対応」と「生物多様性の保全」をマテリアリティに掲げ、その取り組みの達成度を測る指標として「当社が新たに納入する装置で処理され、工場などから外部に放出された排水量」と「当社が新たに納入する装置で回収再利用された水量」をKPIとしています。 これは、排水処理や排水の回収・再利用技術を提供することで、お客様の事業や地域の暮らしにおけるサステナブルな水資源の活用を支え、地域の水リスクを低減させると共に生物多様性の保全に貢献するという目標です。 事業成長とサステナビリティとを両立できる水処理エンジニアリングという当社事業の特性を活かし、今後もステークホルダーの皆様と協力して水環境と生物多様性の保全に貢献してまいります。
| 指標(KPI) | 基準年 | 2030年度目標 | 2025年度実績 |
|---|---|---|---|
| 当社が新たに納入する装置で処理され、工場などから外部に放出された排水量 ※環境負荷を低減した「安全に処理された水」にすることで生物多様性に貢献 | 2023 | 累計 6,000万㎥ | 累計 3,195万4,582㎥ |
| 当社が新たに納入する装置で回収再利用された水量を増加させる ※水の再利用により新たな取水の削減で生物多様性に貢献 | 2023 | 累計 25,000万㎥ | 累計 5,229万4,937㎥ |
| 指標(KPI) | 基準年 | 2030年度目標 | 2025年度実績 |
|---|---|---|---|
| 当社が新たに納入する装置で処理され、工場などから外部に放出された排水量※環境負荷を低減した「安全に処理された水」にすることで生物多様性に貢献 | 2023 | 累計 6,000万㎥ | 累計 3,195万4,582㎥ |
| 当社が新たに納入する装置で回収再利用された水量を増加させる※水の再利用により新たな取水の削減で生物多様性に貢献 | 2023 | 累計 25,000万㎥ | 累計 5,229万4,937㎥ |
水環境保全技術の発展に関わる支援活動
中国の若手研究者を支援する「オルガノ賞」
中国では近年、産業の発展に伴って環境に対する意識が高まるとともに、政府による水環境保全に関する政策が推進されています。 当社は2007年度より、中国科学院生態環境研究センター及び蘇州工業園区とともに、中国において水質・水環境保全に関する分野で優秀な研究成果をあげている大学院生を表彰、支援する活動として、奨学金制度(通称:オルガノ賞)を設けています。この制度は中国在住の大学院生を対象に研究テーマを募集し、優秀な研究者を選考・表彰するもので、受賞者は現在、世界各地の環境保全分野で活躍しています。
水環境分野の若手研究者の研究を支援 ~(公社)日本水環境学会 博士研究奨励賞~
本賞は、博士後期課程の大学院生などの若手研究者による水環境分野の優れた研究成果を広く紹介し、更なる研究発展を支援する目的で設立されたものです。当社は本賞の主旨に賛同し、出捐という形で協力しています。これまでの受賞者の皆様は国内外の水環境分野で活躍しています。
「水循環ACTIVE企業」に認証
当社は「水循環に関する研究開発費の確保」の取り組みとして、水環境技術や教育に関わる支援活動に積極的に取り組んでおり、水循環に資する取り組みを実施する企業として、内閣官房水循環政策本部事務局の令和7年度「水循環企業登録・認証制度」水循環ACTIVE企業に認証されました。

























